第6回 白ワインの造り方
というわけで
ここ、アランデール・ワイナリーでの
ワインの造り方を紹介します。

コンテナ

クラッシャー

プレス機

ステンレス・タンク
当たり前のようですが
ワインはブドウから造ります。
で、白ワインの場合、
最初はブドウ・ジュースを
造ることから始めます。

ぶどうは2トンくらいのコンテナに入ってきて、
それをクレーンでホッパーに流し込みます。
で、そこから少しずつ
クラッシャー(除梗・破砕機)に流し込み、
その機械で茎を取り除き、軽く皮を破きます。

果実と果汁をスクリューポンプで
冷却用のパイプを通し、
プレス機(圧搾機)に移します。
プレス機で果実を搾って
いわゆるブドウジュースを造ります。

で、そのジュースをタンクに移して、
そこで醗酵させるわけです。

ゼラチンと酒石酸

ブドウジュースを醗酵する前にも
まだまだやることがあります。

ツブしている間やその後に
いろいろなモノを加えます。

例えば、亜硫酸。
これはワイン造りには
欠かせないモノの1つです。
亜硫酸には殺菌と酸化防止の効果があります。

しかも、
ワインで認められている量では
ほとんど無害!!
オーガニック・ワイン(有機ワイン)
でも使用を認められています。

他にもゼラチンやベントナイトを加えたり、
酒石酸やリンゴ酸を加えたりします。
ゼラチンやベントナイトは
濁りの原因を除去します。
酒石酸とリンゴ酸はワインに含まれる酸の1つで
味がぐっと引き締まります。

搾りたてのジュースは
タンクの中で1日寝かされます。
その間、ジュースの中の
埃やゴミ、澱なんかが下に沈みます。

で、次の日に
上の綺麗なジュースだけを
別のタンクに移します。
これで醗酵の準備が整いました。

乾燥酵母

醗酵っていうのは
酵母が糖分を分解して
アルコールを造り出すことを言います。

基本的に酵母って言うのは
空気中に存在しています。
つまり、ブドウジュースを放って置けば
自然に発酵するわけです。

でも中には悪い菌もいて
悪いワインができる場合もあります。

だからワインの醗酵には
乾燥酵母を使います。
良い酵母を乾燥させて保存してるんです。

ちなみにここで使っているのは
プリース・デ・ムースっていう
シャンパーニュの酵母で、
これは世界中で最も使われている
酵母じゃないでしょうか。

醗酵中は13〜15℃くらいの低温に保ち、
醗酵がゆっくりと進むように制御します。

シャルドネの場合は
醗酵途中で樽の中に入れて、
その中で醗酵させます。
そうすることで、ブドウの香りも味も
一段とアップするわけです。

白ワインの場合は
あまり樽の中で熟成させません。
だいたい6ヶ月か1年で
瓶詰めされます。