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このワイナリーは1874年から創業しています。120年前ですので、日本でもこの頃から勝沼でワイン造りが始まっていると思います。当時この辺りでは今のようなプレミアムワインではなく、ヨーロッパから来た移民が日常飲むためのジョグワインを造っていました。
ここのワイナリーはフランスのボルドーから移住したジョン・ローランという人が起こしました。ゴールドラッシュの時期にやってきたヨーロッパ系の移民はブドウ畑を造り、多くのワイナリーを創りました。セント・ヘレナという地区はナパの中でも歴史があり、ここから南に道1本隔てたところにあるチャールズ・クルッグ・ワイナリーも古く、ベリンジャーも1800年代半ばから始まっています。グレイストン・レストランも元はクリスチャン・ブラザーズというワイナリーでしたが、そこも1800年代後半に創業したワイナリーです。
ここの建物もエンブレムにあるとおり、1879年に建てられました。74年にワイナリーを起こし、ワイン造りが巧くいったので、山から石を刳りだしてきて蔵を建てました。この建物はセント・ヘレナの中でも4番目に古く、現在でも使われている石の蔵はそれほど多くありません。中は改造し樽の貯蔵庫として、現在でも使われています。
このワイナリーは持ち主が不明な時期もありましたが、1976年にグルス・マーカムというオーナーが買い、その当時からマーカムという名前になりました。1987年にはメルシャンが買い取っています。その当時は石の蔵と木造の古い建物しかなく、年間生産量も2万ケースほどのワイナリーでしたので、設備投資を兼ねてワイナリーを一新しました。敷地面積で2倍ぐらいに増え、3カ所で200エーカー(80ha)持っていた自社畑の改植も同時に行いました。現在ではもう一カ所増やし、全部で300エーカー(120ha)持っています。
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マーカムはオープンド・パブリックという、一般に公開しているワイナリーの1つですが、テイスティングは有料で行っています。以前は無料でテイスティングさせるワイナリーも多かったのですが、最近では多くのワイナリーが有料にしています。マーカムでは赤が4種類で5ドル、白が4種類で3ドルの料金をいただいています。特別なワインを求めているお客さんの場合は、単一のバラエティーを指定していただき、無料でテイスティングしていただきます。ワイナリー内の見学については事前に電話予約のあったグループだけを案内しています。ナパでは一定の時間を決めてお客さんを案内しているワイナリーや一般のお客さんを入れないワイナリーもあります。ナパには250件近くのワイナリーがありますが、その内100件以上は生産量の少ない小さなワイナリーですので、一般公開をしていないところが多いです。
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ナパ郡の条例や規則は、ワイナリーが無作為にお客さんを呼ぶことを規制しています。29号線に新しいワイナリーを創っても、ワイナリーの駐車場の確保や建物の通りからの距離、看板の大きさなど、条件がかなり細かく決まっており、新しくワイナリーを創ってもテイスティングルームを設置できないところもあります。特にここから南にかけては、週末になるとお客さんが多くなるので、そのような制約はたくさんあります。
マーカムにはテイスティングルームの売り上げから逆算すると年間大体20万人位のお客さんが来ています。ナパでは年間300万人程です。ギャラリーには、地元のアーティストと契約して、年に4回ほど作品展をしています。ですから3カ月ごとにいろいろな分野の作品を展示することで、お客さんに何度も足を運んでもらう工夫をしています。
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ここはストーンセラーと呼んでいる石でできた樽庫です。外から見たとおり、石の厚さは当時のまま使用しています。ここは多少の地震がありますので、改修工事の際に鉄骨を入れて補強をしてあります。温度管理のための空調設備や加湿器もあり、常に湿度が80%以上になるように管理しています。センサーで湿度が下がったところで作動し、霧が出るようになっています。この樽の中には2000年の赤ワインが入っています。1つのパレットで樽が4個乗り、それをフォークリフトで6段積みにしています。
樽はフレンチオークとアメリカンオークを取り混ぜて使っています。また、単一のメーカーから買うのではなく、14〜15社の樽を使っています。マーカムが持っている樽の総数は8,000樽ぐらいで生産量は年間14万ケースです。樽に入れているワインは各畑別、生産者別に最終ブレンドの直前まで分けています。中にはハブブレンドなどを行う場合もありますが、原則的には畑の区画ごとにロッドを分けて管理をし、最終ブレンドの段階でマスターブレンドを造るという手法をとっています。ロッドの区別をするために樽に小さなステッカーを貼り、何年産のどの品種で何処の畑のものという区別をしています。
樽熟の期間はメルローが14カ月、カベルネやシラーが23カ月ぐらいです。1つの樽は大体7年間使います。アメリカンオークとフレンチオークの比率は半々が理想的なのですが、アメリカでもフレンチオークの価格は高いので6:4くらいで使用しています。アメリカンオークでも産地が細かく分かれ、昔と比べると質も進歩しています。
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マーカムでは白の品種としてソービニオン・ブランとシャルドネを造っています。また、ソービニオン・ブランにブレンドするためのセミヨンとソービニオン・ブスケも造っています。赤ではメルローとカベルネ・ソービニオン、ジンファンデル、プティ・シラーの4品種を製品用として造っています。そしてブレンド用としてカベルネ・フランも造っています。また、昨年から試験的にピノ・ノワールも造っていますが、まだ製品にはなっていません。
シャルドネは樽醗酵をしていますが、醗酵期間中の温度管理をしやすいように、シャルドネの区画だけ別の部屋に入れています。部屋のエアコンを管理することで醗酵温度を管理しています。醗酵温度は10℃です。醗酵終了後は澱引きせず、シュール・リーの状態で貯蔵します。4割のロッドにMLF菌を添加して、乳酸醗酵を起こさせます。ちなみに、ソービニオン・ブランは樽での熟成は行いますが、醗酵はステンレスタンクで行います。
樽醗酵の新樽の割合は大体3割ぐらいです。1つの区画を全部新樽にするのではなく、それぞれの区画の何割に新樽を振り分けるということでバランスをとっています。また、シャルドネではレギュラークラスのワインとその1つ上のリザーブというクラスのワインの2つを造っており、リザーブのワインは新樽それぞれをテイスティングして、樽を選んでブレンドしています。目注ぎ(補填、トッピング)の際には樽の乗ったパレットをフォークリフトで平置きにして、そこで同じ区画の樽から分注していき、目注ぎを行います。その際同時にバドナージュをかけます。電動式のモーターでかき回す方法です。また、必要に応じて亜硫酸などの増添も行います。目注ぎの期間の理想は6週間ですが、作業が忙しくなると8週間になる場合もあります。シャルドネの樽熟成は6〜8カ月くらいです。
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樽の洗浄には樽を自動的に洗う機械を使います。機械の上にフォークリフトでパレットのまま寝かせて樽を下に向けると、ノズルが樽の中に入り、自動的に温水または冷水で洗ってくれます。この機械では2〜3分で4個の樽を洗うことができます。ここには樽庫が3個ありますが、ここだけでは置ききれないので、外部の施設を2カ所借りています。そこには1,500〜2,000樽ぐらい置いてあります。それらの樽は、バルクワインと同じようにタンカーで運び、現地で樽分けを行います。
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| オークタンクは小さなもので2,500ガロン(9,500リッター)、大きなものでは7,000ガロン(27,000リッター)です。オークタンクはソービニオン・ブランやセミオンのようなあまり樽香を付けたくない品種の熟成に用います。これらのワインはステンレスタンクで醗酵し、オークタンクで熟成します。現在は熟成が終わりましたので空の状態で、3月のビン詰めのために、ワインをステンレスタンクに移し、澱下げの作業に入るところです。 |
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赤の場合は、タンクの上をパイプが通っており、そこからモロミが送られてきます。ロッドごとに、その都度バルブを切り替えて各タンクに落とし込みます。赤の醗酵では温度制御をしませんので、1週間程で醗酵が終わります。ポンピングオーバーを午前と午後の2回行います。下から液を抜き、それを上のマンホールからタンク内に振りかけることで、キャップを中に落とし込むという作業です。作業時間は大きいもので25分間、小さいものでは10分間です。作業の頻度はその都度テイスティングによって決めています。 |
| 白は除梗、破砕してからプレス(圧搾)します。昨年から試験的にシャルドネの一部で無除梗でプレスしていますが、基本的には除梗破砕をしてからプレスをします。ディボルバージュを2日かけて、清澄後にタンクに移し、乾燥酵母で醗酵させます。赤は除梗破砕後そのままタンクに移し、低温処理をかけ、酵母を添加して醗酵させます。酵母は、白はプリースト・ムース(EC1118)、赤はプリミエ・キュゼを主に使っています。試験的に品種との相性に合わせて、他の酵母を小さなタンクで試すこともあります。 |
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赤の場合は1週間〜10日間のスキンコンタクトの後にプレスします。他のワイナリーと比べると早い方で、長いところでは30日間ぐらいスキンコンタクトをします。マーカムはフレッシュでフルーティーなタイプの赤ワイン、あまりタンニンのきつくないタイプの赤ワインを造っていますので、プレスまでの行程が他の所より若干早くなっています。プレスの時のカス出しは、ベルトコンベアーなどがありませんので、バケットをマンホールの下に持っていき、人力でカスを掻き出して、プレス機まで送っています。中に人が入りますので安全管理はかなり厳しく、上のマンホールに扇風機をつけて中に空気を送り込み、中に入る人も酸素計で中の濃度を確認し、ハーベス(安全ひも)を付け、必ず外に誰かを立ち会わせてから中に入るようにしています。記録としても誰が何時に入って、誰が立ち会い、何時に出たかを記録するようになっています。
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| このタンクには2000年に収穫した赤ワインが入っていますが、これからフィルトレーション(ケイソウ土濾過)をかけて、樽に移すところです。また、9,000ガロンのタンクにはソービニオン・ブランのマスターブレンドが既に入っています。これからタンパクの試験、つまりベントナイトの澱下げ試験をします。使用量を決定した後、タンクの中にベントナイトを入れて、冷却をかけてタンパクを落とし、濾過をして、瓶詰めをします。
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ステンレスタンクは全部で74本あります。サイズもいろいろあり、小さなもので200ガロン(8,000l)大きなもので9,000ガロン(35キロリッター)の容量です。ソービニオン・ブランやセミオンはジャケットのサーモスタットで冷却し、10℃で醗酵させます。ですから醗酵期間が3週間から4週間かかります。
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| カリフォルニアの法律では、補糖は禁止されていますが、補酸は認められています。収穫後の糖度は通常で23°ぐらいです。収穫が遅れた場合には24°になり、できるワインのアルコールも14%になります。カリフォルニアは14%を越えると酒税が変わってきますので、24°以上のブドウはなるべく引き取らないようにしています。赤でも23°を目標に収穫していますが、昨年や一昨年など暑くなった時には26°のブドウが入ってきて、とても困りました。補酸には酒石酸を使用します。製品にする直前に補酸する場合は、テイスティングにより酒石酸かリンゴ酸かを決めます。除酸をすることはなく、pHを落とすために酒石酸や酒石酸パウダーで調整するケースもあります。特に赤ワインの場合はpHが高すぎると樽での熟成中に悪くなる可能性がありますので、樽に入れる前のpHには特に注意しています。収穫では糖度を目標に収穫します。カリフォルニアは暖かいので酸が落ちる傾向にあり、総酸は大体4.5〜5g/lで、酸が高くて困るということはありません。 |
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| こちらが原料の処理場です。クレーンの下にあるのがホッパーで、トラックで入ってきたブドウをそこに落とし込み、スクリューコンベアーで除梗破砕機の方に送ります。大きい規模ですが、システム的には日本のものと同じです。梗はそのままベルトコンベアーでコンテナに落とされます。マーカムではプレス機としてブーハーを2機使っており、大きさは12トンと24トンです。プレスした後の皮は梗と一緒にリサイクルの業者が回収し、堆肥にして畑に戻されます。 |
| ワイナリーの設備として廃水処理のための大きな池があります。ワイナリーで使った水はそのまま流すことはできませんので、浄水処理し、基準をクリアーした状態で農業用水として戻します。 |
| ナパ・ヴァレーは、北のはずれのセント・ヘレナ山から南はサン・フランシスコ湾の縁まで南北で50キロで、東西は狭いところで5キロぐらいです。西にある山や丘と東にある森の間がいわゆるナパ・ヴァレーのヴァレーフロアーと呼ばれている部分で、ナパのプレミアムワインはここで造られています。ナパは狭いエリアですが、ウィンクラーの気候区分でいうと3つないし4つの気候区分に分かれています。南のカーネロスという場所はリジョン1になります。ずっと上がってきてモンダヴィのある辺り、つまりオークヴィルの辺りはリジョン2になります。この辺、セント・ヘレナはリジョン3になり、北のはずれ、あるいは山の向こう側のポートヴァレーにいきますと、リジョン4に近い気候になります。ですからフランスのバラエティーでいうと、南のはずれでブルゴーニュ系のピノ・ノワールやシャルドネ、ナパの真中の辺りはボルドー系のカベルネやメルロー、北の方にずっと上がってくるとカベルネも他にローヌ系の品種であるシラーやカリフォルニア固有のジンファンデルなどが植え分けられています。 |
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| 畑の灌水はドリップ・イリゲーションです。カリフォルニアでは4月から10月はほとんど雨が降りません。ですからブドウを育てるために灌水が必要です。ブドウの下30cmぐらいのところに黒いビニールのパイプが通っていますが、ブドウの株の根本にだけ水が落ちるようになっています。なかにはスプリンクラーで水を撒いている所もありますが、どちらかというと遅霜除けです。春先に芽が出た後に零下になると、新芽が全部やられてしまいますので、霜よけにスプリンクラーを設置しています。スプリンクラー以外で霜をよける方法としては、ウィンド・ファン(扇風機)があります。これで空気を撹拌して、冷気がブドウの芽の辺りに溜まらないようにします。
今の季節の作業はプルーニング(剪定)です。基本的には垣根仕立てのところが多いのですが、カリフォルニア本来のカリフォルニア・スプロール・ヘッド・トレイニングというネギ坊主のような仕立て方もあります。 垣根仕立てでもダブルで出すのか、4本で出すのか、まっすぐ上に立てるのか、途中までしかワイヤーがなくて先はダランと下に降ろすのかなど、仕立て方は千差万別です。それは完全に生産者やワイナリーの考え方次第で、ナパ・ヴァレーだから全部垣根だという区分けはありません。ですから、同じ区画でも右と左の畑で仕立てが違うということがよくあります。 |
| ナパでも区画が違うと条件は異なります。霧が入ってくる位置が違ったり、晴れる時も最後まで残って、霧が溜まっている所もあります。土に関しても、西側の土は痩せており、逆に東側は黒土の肥沃な土地で、両方の土が雨で流されて中に入ってきます。そのためさまざまな土が混ざっており、それが畑によって品質が大きく違う理由の1つにもなっています。基本的にはここには川が流れており、川の堆積した土が元になっています。下は深さ1.5mのところにクレーバンという粘土の層がありますので、ボルドーのように根が下に3mも4mも伸びるということはありません。 |
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| 年による品質は、フランスほどの大きな差がなく、いわゆるビッグ・ヴィンテージとバッド・ヴィンテージの大きな差はありません。その年によって、フルーツが優先するのか、膨らみやボディーが優先するのかという多少の違いはあり、最近では97年の赤ワインはボディーのある力強いワインです。また、ワイナリーによって造り方が異なりますので、ワイナリーが違えばヴィンテージの善し悪しも変わってきます。
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| カリフォルニアで今一番問題になっているのは、ピアス病(Pierce Disease)という病気です。これにかかると道管が詰まり、木が枯れてしまうという病気です。夏場になると新梢の先の方が次第に萎れてきて、結局その年はその新梢から収穫できなくなります。1つの木がまるまるやられるのではなく、虫が媒介となりバクテリアを接種するので、虫に吸われた所から先がだんだん弱って萎れていきます。ひどくなるとその次の年も新梢が伸びなくなり、その木の収穫量は半分や3分の1になってしまいます。以前はバクテリアを媒介する虫は小さな虫で、飛翔距離もそれほど広くなかったのですが、最近では体長1cm〜1.2cmくらいの大きな虫が病気を媒介するようになりました。その虫は1日に何10キロも飛びますので、飛んでこないようにモニターします。カリフォルニア大学デイビス校では効果的な殺虫剤や病気に対する農薬の研究を行っている最中で、そういった研究には国や州、ワイナリーの基金からの補助があります。また、その情報はシンポジウムなどでフィードバックされます。 |
| ここの畑では短梢栽培です。ブドウはメルローで、樹齢は10年くらいです。夏場には雨が降りませんので、灌水を週に1〜2回に減らせば、生長が止まり、摘芯をする必要がなくなります。この黒っぽい土壌は粘土が混ざっていますので、水捌けはあまりよくありません。ワイヤーは途中までしかなく、それ以上に伸びた分はだらんと下に垂らします。消毒の回数も日本に比べると少なく、主にウドン粉病の防除には春先からイオウ系の薬剤を撒きます。他にもボトリティフといった防除をします。収穫は全部手摘みで行います。 |
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| これがボトリングラインです。ビンに窒素を充填させて、フィラーを通してワインを入れ、コルクを入れます。キャップシールは2人の女性が手でかけます。それを絞め上げて、ラベルを貼り、検ビンしながら箱に入れます。パレットに積む作業もパレッターがないので、3人ぐらいの男性が交互に積み上げています。ビン詰め後は共同倉庫に移し、そこから出荷しています。 |
| 従業員はワイナリー全部で25人ぐらいです。製造課は10人ぐらいで、ビン詰めの時には10人ほど臨時で雇います。ビン詰めは朝8時から夕方4時半まで稼働し、2,800ケース、3万本ぐらいの能力があります。ちなみにマーカムの製造課は10人いますが、5人が実の兄弟で3人が親戚です。彼らが仕事を仕切っているので、チームワークも良く、10年間マーカムが巧くいっている要素になっています。セラーマスターも現地の社長もグルス・マーカム氏が雇った従業員で勤続20年になります。新しい従業員でも勤続10年以上がほとんどです。カリフォルニアでは人の出入りが多い傾向にありますが、マーカムではキーパーソンが長く残っており、それが成功の要素となっています。 |
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| ここは樽の貯蔵庫なのですが、パーティーやイベントなどにも使っています。テイスティングは白がソービニオン・ブランとシャルドネ、シャルドネ・リザーブ、甘口のデザートワインです。赤はメルロー、ジンファンデル、カベルネ、メルロー・リザーブです。 |
| ソービニオン・ブランは18%くらいセミオンが入っています。このワインは酒石酸で補酸しています。シャルドネは100%シャルドネです。メルローは85%がメルローで、後はカベルネ・ソービニオンとカベルネ・フランが入っています。 |
| カリフォルニアでは75%以上でブドウ品種名をラベルにできます。年号の場合は95%以上です。ですから5%は目注ぎなどの時に別のヴィンテージを使えるということです。アペラシオンは85%ですので、ナパ・ヴァレーと表示できるのはナパ産のブドウを85%以上使用しているワインです。 |
| ジンファンデルはカリフォルニア固有の品種ということで評価が上がっています。昔はブラッシュなどの甘めのタイプの傾向があったのですが、最近は本格的な赤ワインの傾向に変わっています。ジンファンデルは荒いブドウですのでアメリカンオークの割合が高くなっています。
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