スパイスのこと

 ネパール料理の話をすると、必ずスパイスが手に入らないと言う。このごろは東京などではスパイス売り場に並べてあるようだが、地方ではなかなか手に入らない。それでも最近は松本市のデパートでもクミンとコリアンダーなど何種類かのスパイスが並ぶようになった。ただ、値段は現地よりはずっと高いのは仕方がないだろう。
 ネパールのカトマンドゥでは、方々の店で売っていますが、旅行者が一番買いやすいのはアッサンの広場のスパイスの店がいいだろう。ネパール名はもちろん英語名でもわかるし、希望の量を購入できるし、日本で買うよりもずっと安い。ただ、サフランなどの高価なものは偽物もあるのでご用心。これは偽物というと、イエスと笑っている。
 ちかごろ、カレー粉のまねをして、さまざまな用途のミックススパイスが売られているが、味はどうだろうか。私はまだ使ったことがない。
 以下、私の使っているスパイス。


種 類 シード パウダー 備 考
クミン(ジラ) シードはスタータースパイスとして
コリアンダー(ダニヤ)    
ターメリック(ベサル)     
チリペッパー(クルサニ)   さやのままでも使う(トウガラシ)
フェヌグリーク(メティ)   スタータースパイスとして
ショウガ(アドワ)      
ニンニク(ラッスン)      
ブラックペッパー(モリジ)   
ベイリーフ(テージハット)    ☆ 乾燥した葉
カルダモン(スクメル アライチ) ☆  
シナモン(ダルチニ) ☆  
ナツメッグ(ジャイパル)   ☆  
クローブ(ルワング)  
マスタード(トリ)    黄色のものと黒っぽいものとある
サフラン(ケサル) オシベ    ネパールでもずば抜けて高価

注:☆印はガラムマサラの原料。